先端IT関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第27回IPI軟式野球リーグ大会8日目が、9月18日（月・祝）、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われた。この日勝利したのは、ESCO、TDI、FSAS、SOLK、DTS、FMの各チーム。ここまで負けなしだったUSEが敗れたため、AブロックのSOLK、DTS、USEが2勝1敗で並ぶという結果に。後日、総合優勝を決める「優勝決定戦」が行われることとなった。

ESCO 辻 “二刀流”の活躍でチームを勝利に導く

2回、SRAは四球と失策でランナーを貯めると、溝邊がタイムリー2塁打を放ち先制。さらに失策とヒットで大量3点を追加点して、4-0とリードする。ESCOは2回の裏に1点を返すと、3回にも四球と失策で3点を入れ同点に追いつく。最終回、岸田が四球で出塁。盗塁で一気に3塁に進むと、8番辻のライト前ヒットを放ち、ESCOが劇的なサヨナラ勝利を収めた。

TDI 澤田 技ありのセーフティースクイズでMIPに

初回、TDIは先頭の澤田が振り逃げで出塁すると、パスボールの間にホームに生還して1点を先制。その裏、IKIは上釜の適時打ですぐさま同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。TDIは2回に澤田のセーフティースクイズで1点を勝ち越すも、4回にIKI渡邊の犠牲フライで再び同点に。勝負が決したのは5回。TDIがIKIの守備の隙きをつき、2点を追加して勝ち越し。その裏を芝田がピシャリと抑えてゲームセット。4-2でTDIに軍配が上がった。

FSAS　栗原試合を決定づけるタイムリー

初回、FSASは先頭の栗原がヒットで出塁すると、内野ゴロの間に1点を先制する。その裏、SCSKは四球で出たランナーを4番の稗田がレフトオーバーの2塁打を放ち同点に追いつく。SCSKは3回にも稗田が２点適時打を放ち、勝ち越しに成功する。4回、FSASは栗原がタイムリー2ベースを放つなど、4点を取り逆転。5回にも相手のミスから2点を追加する。最終回、SCSKは2番手の林を攻め立て１点を返すも、後を受けた川尻が後続をしっかりと抑えゲームセット。7-4でFSASの勝利となった。

SOLK打線爆発！18得点でJBSを圧倒

SOLKは初回、制球に苦しむ上原を攻め立て4点を先制。2回にも5点を追加し、試合の主導権を握る。5回にも代打宇佐美が2ランホームランを放つなど、攻撃の手を緩めず中盤以降も大量得点を挙げた。一方のJBSは、SOLKのエース横山の緩急をつけたピッチングに翻弄され、2回までパーフェクトに抑えられてしまう。3回にランナーを出したものの、その後も横山を攻略できずスコアボードに0が並ぶ展開に。終わってみれば、18-0とSOLKが大差での勝利となった。

DTS、機動力野球で USEの絶対エース谷本を攻略

初回、DTSは先頭の黒川が死球で出塁、2番古吟のタイムリー3ベースで先制すると、その後もヒットを重ね一挙4得点。2回以降も盗塁やヒットエンドランなど、足を絡めた作戦で効率よく得点を重ね、昨年のMVP投手谷本を2回でマウンドから引きずり下ろした。逆転したいUSEだったが、得点は橋本の犠牲フライのみ。DTS芝村の前に打線が沈黙。散発4安打で2点を奪うのがやっと。10-2でDTSが勝利を挙げた。

FM榎本 6失点と苦しみながらも完投勝利

試合が動いたのは2回、FMが1アウト2・3塁から内野ゴロの間に1点を先制。その後、送球エラーの間にも1点を追加して2-0とする。その裏、JECCは中村の適時打などで２点を返し同点に追いつくと、3回には黒田が2点タイムリー2ベースを放ち逆転に成功。しかし、4回先発の中村がノーアウト満塁のピンチを招くと、2番手の林が押し出しの死球などで5失点。再逆転を許してしまう。最終回に2点を返したものの、8-6でFMの勝利となった。