第15回 第2節　社会人ITサッカーリーグの試合結果

明暗が分かれた雨中の戦い

K9フットボールパーク市原へ舞台を移し、ITサッカーリーグの第2節が10月8日（土）に開催された。悪天候に見舞われたこの日、各チームはロングボールを多用する“雨仕様”の戦術にシフト。球際での激しさも増し、互いに勝利を目指して懸命にファイトした。開幕戦に勝利した3チーム、株式会社DYM、株式会社フォーカスシステムズ（FOCUS）と株式会社エフ・エム（FM）が連勝を飾った一方、株式会社ユー・エス・イー（USE）、日本ビジネスシステムズ株式会社（JBS）、アイエックス・ナレッジ株式会社（IKI）の3チームは2連敗。チームの勢いが明暗を分ける形となった。

好調FOCUSの勢いは止まらず

先手を取ったのはUSE。藤牧の正確なシュートがネットを揺らし、12分に先制点を奪う。対するFOCUSもすぐに反撃に出ると、衛藤が24分、37分にゴールを決め、逆転に成功する。さらに55分には小池がカットインから巧みなミドルシュートを沈め、リードを2点に広げた。USEは終盤のパワープレーで田中宏が1点を返したがあと一歩及ばず、好調のFOCUSが開幕2連勝を飾った。

FMが2戦連続の逆転勝利

序盤から押し込んだJBSは25分、敵陣PA内でハンドを誘いPKを獲得。このPKを太田が落ち着いて流し込み、JBSが先制点を奪う。攻撃の糸口を作れないFMだったが、失点直後、中川のクロスに鈴木正が飛び込み同点に。これで息を吹き返したFMは45分、スペースに抜け出した中村が、GKの頭上を越す見事なループシュート。これが決勝点となり、FMが前節に続いて逆転勝利を挙げた。

DYMが後半に怒涛の反撃

ピッチ上にできた水たまりが選手たちを苦しめる中、18分にDYMの山道がミドルシュートを突き刺し、試合が動き出す。IKIは24分に福田、28分に清水がゴールを奪って逆転。さらに49分には福田が再び決めてスコアは3-1に。だが、DYMがここから怒涛の反撃を開始。51分に山﨑、54分に奥田が決め、そして56分には山道のミドルシュートがまたも火を噴き、大逆転でDYMが勝利を掴んだ。