設立趣意書
IT SPORTS LEAGUEの前身、IPI(Information Processing Industry)軟式野球リーグは、1991年、インターネットも携帯電話も黎明期、かつIT (Information Technology)という言葉すら、まだまだ一般的ではなかった時代に、独立系ソフト会社10社の参加を得て、情報サービス産業界の野球を通じた連携、社員の活性化、また業界自体の認知度向上を目的にスタートしました。
その後20年を経て、情報サービス産業は、情報システム・ソフトウェアの開発・運用を通じて、産業や社会の情報化の進展に貢献し、今や経済・社会を支えるインフラを担う産業として、今日の基幹産業の一角を占めるに至っています。その間に軟式野球中心にスタートしたIPIリーグも成長を遂げ、今や軟式野球のみならず、サッカー、テニスとフィールドを広げ、設立の趣旨にもとづくIT業界相互の親睦と活性化に寄与して参りました。
しかしながら昨今の景気動向等の変動にともなう経営環境の悪化、またリーグ自体の成長、成熟にともない運営方法に改善の必要を感ずるようになって参りました。
今後の拡大発展を考え、参加企業がより主体的に行動すべく現状に則した見直しが必要との認識から、「IT SPORTS LEAGUE」としてリーグを一つに統合し、かつ以下のように今後のビジョンを見直し、組織、規約についても手を入れることとしたいと考えます。
—めざすリーグ像—
(1) 活動を通じて、IT業界が、活力溢れる元気な業界として、社会に認知される一助とする
(2) 参加企業・社員の活性化を図り、相互の親睦と融和を図る
(3) 旧来の情報サービスの業界にとどまらず、ICT(Information & Communication Technology)の幅広い分野に所属する企業の参加を促進し、その親睦を図る
(4) 野球、サッカー、テニスの各分野の一層の活性化を可能とする体制を確立し、また外部団体との交流も視野に入れつつ、将来的にはスポーツの裾野を拡大し、より多くの会員企業の関心を高める大会等のイベントを企画・運営する
(5) スポーツのみならず、リーグ会員企業の合意をもとに社会貢献活動等の対外活動に取組む
(6) 活動の情報発信の形態において、ITの名にふさわしい最先端のメディアプロモーションを心がけ、業界としての発信力を高める
2011年11月
設立者一同