第14回 第3節　社会人ITサッカーリーグの試合結果

IKIの連勝ストップ。上位争いが激化

先端IT関連優良企業6社がしのぎを削るITサッカーリーグの第3節が10月25日（日）に開催された。第1試合、前回王者ユー・エス・イー（USE）がDYMを退け復調の兆しを見せると、日本ビジネスシステムズ（JBS）とフォーカスシステムズ（FOCUS）が対戦した第2試合はJBSに軍配。JBSは一昨年のITサッカーリーグ参入後、初の連勝となった。開幕から2連勝を飾っているアイエックス・ナレッジ（IKI）と、いまだ勝利のないエフ・エム（FM）が対戦した第3試合は、一進一退の拮抗した展開の末にFMが勝利。第3節を終えて全てのチームに黒星がつく結果となり、上位争いは例年以上に混戦となりそうだ。

役者の二発でUSEが貫録勝ち

前半の18分、ゴール前でのパス交換からUSE藤牧がチャンスを見逃さず、PA外からの強烈な一撃で先制点を奪取。後半に入り、34分、球際の争いで競り勝った大谷が相手GKの頭上を越す見事なループシュートを決め、USEに追加点が生まれる。DYMは43分、ゴール前の混戦から片岡が決めて追い上げムードをつくったが、あと1点を奪えず、試合巧者のUSEが逃げ切った。

JBSがチーム初の連勝

前半の10分、JBSが先制点を奪う。佐藤が後方からのロングフィードに絶妙なタイミングで抜け出し、左足で冷静にシュートを流し込んだ。対するFOCUSは、植村のスピードを生かしたカウンターで反撃を試みるが、なかなかシュートまで持ち込めなかった。試合はそのままスコアが動かず、佐藤の決勝点によりJBSがITサッカーリーグではチーム初となる連勝を飾った。

FMが待望の今季初勝利

布陣を変更しこの試合に臨んだFMは、前線からのハイプレスで序盤に流れをつかむと、7分、CKから田中泰が頭で決めて先制。ビハインドを負ったIKIは後半、サイドの大熊、清水を起点に好機をつくるも、FMの集中した守りの前に得点を奪えず。すると55分、FMのカウンターが発動し、中村のクロスに中川が飛び込んで追加点。開幕から苦しんだFMが待望の今季初勝利を挙げた。