第20回 第5節　社会人ITサッカーリーグの試合結果

第20回ITサッカーリーグの第5節が10月28日(土)、大宮けんぽグラウンドにて開催され、今シーズンの王者が決定した。今節は順位決定トーナメントの2回戦として行われ、第1試合の3位・4位決定戦では、アイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)が株式会社DYMに勝利。そして、日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)と日鉄ソリューションズ株式会社(NSSOL)が激突した優勝決定戦は、後半に2ゴールを奪ったNSSOLに軍配が上がり、見事2連覇を達成した。NSSOLの佐々木紘史選手兼監督は「今年は苦しい戦いが続きましたが、メンバーがコミュニケーションを取って、成長していく姿を見せてくれました。JBSさんはすごく強かったけど、そういったチームにも最後まで走り負けず、気持ちで負けなかったことが成長できた証。来年は3連覇を目指したい」と力強く語った。

IKI中村が今季3点目で得点王に

互いに相手の様子をうかがう中、開始5分、ゴール前でパスを受けた村関が正確なシュートを射抜き、IKIが幸先良く先制点を奪う。さらに15分には中村が2点目を挙げ、IKIのリードで試合を折り返した。後半はDYMがボールを支配し、IKIはカウンターで追加点を狙うという展開で、後半だけのスコアは2-2となったが、前半のリードを守り切ったIKIに軍配。また、この試合で今季3得点目を記録したIKIの中村がリーグ得点王に輝いた。

NSSOLが好機を逃さず連覇達成

昨年と同じカードとなった優勝決定戦は、リベンジを期すJBSが序盤から攻勢を仕掛け、前半はほぼ一方的に試合を進めた。だが決定力に欠き、0-0のまま試合が推移すると47分、JBS守備陣が自陣でボールの処理を誤ったところをNSSOLの矢野が見逃さず、パスを受けた長谷川が冷静にシュートを流し込んだ。先制したNSSOLは55分にもCKから矢野が追加点を奪取。JBSは58分に清都が直接FKを決めて1点差に迫ったが、あと1点及ばず、逃げ切ったNSSOLが昨年に続いてITサッカーリーグを制した。