先端ＩＴ関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第28回IPI軟式野球リーグ大会5日目が、7月21日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。予選最終試合のゲームは、両リーグ共に全勝同士のカードが組まれており、大きな注目が集まった。試合の結果、ブロック分けが確定。Aブロック入りを果たしたのはSOLK、JBS、USE、DTS。Bブロック入りはSCSK、JECC、FSAS、CRE。CブロックがTDI、IKI、SRA、ESCO。次週からブロック優勝をかけた、決勝リーグが始まる。

両者痛み分け！決着は決勝リーグで

USE・小田桐、DTS・安達と、今季好調の両先発による投げ合いとなった1戦。両投手共に被安打2与四死球2と、ほぼ完璧なピッチングを展開。スコアレスドローで試合を終えた。共に4勝1分けでAブロック入りを果たしたため、決勝リーグでも同一カードが実現する。決着はその時までお預けとなった。

SRA 今季初白星スルリも勝ち点を奪う

初回、CREは先頭の寺岡がヒットで出塁すると、その後も打線が爆発。打者一巡の猛攻で、4点を先制する。しかしその裏、SRAは相手のミスから1点を返すと、2回にも相手投手の制球の乱れから3点を奪い試合を振り出しに戻す。3回、CREが連続四球の間に1点を奪い勝ち越しに成功すると、その裏SRAは2点を奪い逆転。今季初勝利の期待がかかったが、最終回エラーの間に1点を返され再び同点に追いつかれ、そのままゲームセットとなった。

初回の猛攻で決めた！FSAS勝利でBブロック入りへ

FSASは初回、先頭の栗原がヒットで出塁すると、バッテリーミスの間に生還し1点を先制。さらに、四球でランナーを2人貯めた状態で5番の吉井がレフトへ特大のホームランを放ち3点を追加、初回だけで4点を奪う猛攻をみせた。ESCOは3回、4番小堀のタイムリーなどで2点を返すも、その裏守備の乱れからFSASに3点を追加されるなど厳しい展開に。最終回にも2点を返したが追いつけず、4-9でFSASが勝利しBブロック入りを決めた。

SOLK 今季初失点も無敗で決勝リーグへ進出

初回、JBSは先頭の中西がヒットで出塁、盗塁で2塁まで進むと、続く塙が右中間を鮮やかに破る2ベースを放ち1点を先制。SOLKは今季5試合目にして初の失点を許した。しかしその裏、SOLKは関根のホームランなどで3点を奪い逆転に成功する。初回こそ連打を浴びた横山だったが、その後は復調。三振の山を築き、完投勝利でリーグ唯一の5連勝を果たした。

JECC桑原サヨナラ打！

初回、TDIは瀧田、中村がレフトへあわやホームランかという大飛球を放つなど、打線の好調ぶりが光ったものの、JECCの守備連携により1点止まりとなる。その裏、JECCは守備のリズムそのままに、先頭の中村がホームランを放つなど2点を奪い逆転に成功する。その後試合は、点の取り合いとなり8-9とJECC1点リードで最終回を迎える。後のないTDIだったが、吉村のタイムリーなどで土壇場で同点に追いつく。このまま同点で終わると思われたが、JECCは四球で出塁したランナーを桑原が返しサヨナラ。一進一退の攻防が続いた試合だったが、JECCが粘りを見せ勝利をもぎ取った。

SCSK打線爆発！ IKIを大差で下す

初回から2点ずつを奪うなど、乱打戦の様相を呈したゲームとなる。2回裏SCSKは井上のホームランなどで3点を奪い勝ち越しに成功すると、3回にも5点、4回には6点を追加して合計16得点。圧倒的な打撃力を見せた。一方のIKIは、初回こそ元気だったものの、その後は打線が沈黙。3回に小野に一発が出たものの、点差を埋められず終戦。終わってみれば5-16と大差のついた試合となった。