先端ＩＴ関連優良企業12社が、優勝の栄冠を目指す第29回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会第3日目が、7月13日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。勝利したのはUSE、IKI、CRE、SOLK、TDI、DTSの各チーム。Red LeagueではUSEとCREが、Blue LeagueではSOLKとDTSが開幕3連勝を飾った。また、今季初勝利となったのがIKIと、TDI。IKIの池谷は、3度目の登板でリーグ初勝利。そして、昨年Cブロック優勝ながらも、予選リーグで勝利のなかったTDIは2年ぶりに予選での白星を挙げた。

USE 小田桐 2四死球ながらもノーヒッターで3連勝

初回、USEは4連続四球による押し出しで1点を先制すると、その後も相手のエラーなどでノーヒットながら4得点を挙げる。一方のJBSは、出塁は死球による2つのみ。前の試合で完全試合を達成した小田桐の前にヒットを放つことができず、0-5で完封負けを喫した。敗戦ながらも、強力USE打線に与えたヒットはわずか1本と、リーグ初先発で大器の片鱗をみせたJBS松本。決勝上位ブロック進出のキーマンとなるかもしれない。

IKI 池谷が3回無失点の好投！チームを今季初勝利に導く

IKIは初回、1アウト満塁のチャンスで中尾がレフトへのタイムリー2ベースを放ち先制。その後、池谷にもタイムリーが飛び出すなど一挙5得点をあげる。その裏、追い上げたいSRAは先頭バッターが相手のエラーで出塁し、すかさず盗塁を試みるも牧野の好送球に阻まれ盗塁死となってしまう。これでリズムを掴んだ、IKI先発 池谷は3回を投げ許したヒットはわずかに1本という好投をみせる。3回には、自らのバットで追加点を挙げるなど、投打にわたって大活躍。チームを今季初勝利に導いた。

CREリーグ参入後初の3連勝！ Aブロック入りへ大きく前進

JECCは初回、先頭の須澤がセンターへヒットを放つと、続けざまに2盗、3盗を決めチャンスを広げる。しかし、CRE先発の三善が後続を断ち得点を許さなかった。その裏、CREは香川のタイムリーヒットなどで3点を先制。先発の好投に、打線が見事応えた。3回、JECC 林のタイムリーヒットなどで3点を失い、同点になるも、今年のCREは粘りが違う。4回、先頭の岸がヒットを放つと、JECC先発の谷沢を攻め立て一挙4得点を奪い勝ち越しに成功する。5回にCRE 2番手の鈴木が2点を失うも、最終回を3人でピシャリと抑えゲームセット。投打が噛み合ったCREが開幕3連勝を飾った。

實盛が猛打賞！SOLK完璧な継投策で3連勝を飾る

初回、SOLKは菅原、實盛、星のタイムリーが飛び出し4点を先制する。2回は無得点ながら、3回に實盛のタイムリーで1点、4回にも佐藤、實盛のタイムリーなどで6点と攻撃の手を緩めず。この日も大量得点を奪い、試合を優位に展開する。投げては、今季全試合で先発の木寺が4回被安打1の好投。後を受けた2番手 横山も2回をパーフェクトに抑え、2投手による完封勝利を挙げた。前の試合、全打席出塁の實盛は、この日も猛打賞と大活躍。好調の主砲が、王座奪還を狙うチームを牽引する。

全員野球で掴んだ勝利！TDIが嬉しい今季初勝利

TDIは初回、2死から松本が四球で出塁すると、中村、槙永のタイムリーで2点を先制。開幕から2試合、得点を挙げられなかった打線だったが、この日はしっかりと機能した。しかし2回、ESCOは内田の3ベースヒットでチャンスを作ると、下原のタイムリーなどで2点を奪い試合を振り出しに戻す。TDIは3回、吉村、槙永の連続ヒットでランナーをためると、松岡がタイムリーを放ち2点を奪い勝ち越しに成功する。その後は、TDI先発の吉村がランナーを出しながらも粘りの投球をみせ、見事完投。8-2で、TDIが今季初勝利を飾った。

古吟あわやサイクル安打！3戦連続2ケタ得点のDTSが開幕3連勝

初回こそは無得点だったものの、この日もDTS打線が爆発する。2回、先頭の吉村が四球で出塁すると打者一巡の猛攻で6点を先制。3回にも仲宗根のホームランなどで5点、4回にも古吟のタイムリーなどで2点を奪い試合を決定づける。投げては、今季初先発となった仲宗根が4回無失点の好投をみせ初白星。外野手登録ながら、見事なピッチングでチームを開幕3連勝に導いた。FSASは投手陣が踏ん張りきれず、まさかの3連敗。上位ブロック進出に向け、これ以上の負けはゆるされない。