先端ＩＴ関連優良企業12社が、優勝の栄冠を目指す第29回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会第4日目が、7月20日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。勝利したのはDTS、SCSK，TDI，USE，IKI、JECCの各チーム。両リーグともに、3連勝同士のチームの対決となったこの日。Red LeagueはUSE、Blue LeagueではDTSが勝利をあげ、単独首位でAブロック入りをほぼ手中に収めた。

劇的な逆転勝利！DTSが4連勝でリーグ単独首位

開幕3連勝の首位対決となった注目の試合。2回まで両チーム無得点と、息の詰まる投手戦となったが3回に試合が動いた。SOLK先頭の岩渕がヒットで出塁、その後2人の打者が倒れるも2アウトから佐藤が3ベースを放ち1点を先制した。その後も、DTS仲宗根、SOLK木寺の両先発が好投をみせ試合は最終回を迎える。後がないDTSだったが、先頭の黒川が四球を選ぶと、SOLKは抑えとして横山を投入。しかし、石橋がライト後方へタイムリー3ベースを打ち同点に追いつくと、続く吉村にも犠牲フライが飛び出し逆転。土壇場で試合をひっくり返し勝利。4連勝でリーグ単独首位に立った。

湯澤の1発でダメ押し！SCSKが接戦をものにする

両チーム無得点で迎えた4回。SCSKは、2アウトから林が相手の送球エラーで一気に2塁まで進む。その後、3塁への盗塁をしかけると、ESCOのキャッチャー鈴木（翔）がまさかの悪送球。意外な形で、SCSKが先制点を奪った。6回、SCSKは湯澤にホームランが飛び出し追加点を奪うと、打撃の勢いそのままに林の後を受け湯澤が最終回のマウンドに上がりESCO打線をしっかりと抑え勝利。SCSKが僅差のゲームをものにした。

今季初の2ケタ得点！TDIが2連勝でリーグ3位に浮上

堅守のTDIが、この日は打撃でみせた。初回、先頭の和田が2ベースヒットで出塁すると、相手のミスの間に生還。その後も3番 吉村のタイムリーなどで得点を重ね、3点を先制する。2回にも吉村のタイムリーで2点、3回には相手のミスも重なり6点を追加し今季初の2桁得点を記録。投手陣も、先発の吉村が初回に1点を奪われたのみと、FSAS打線をしっかり抑え勝利。先週、初勝利を挙げた勢いそのままに、TDIが2連勝でリーグ3位に躍り出た。

USE 小田桐 “無双”の投球で2週連続のノーヒッター！チームはリーグ単独首位

Red Leagueの首位攻防戦となったこの試合、USE小田桐が先週に続き圧巻の投球で会場を沸かせた。初回、3者連続三振で上々の立ち上がりをみせると、その後も毎回三振を奪い、終わってみれば10奪三振。1人のランナーも許さず迎えた最終回、完全試合の期待がかかる中、鈴木にこの試合初の四球を許し大記録達成はならず。しかしながら、後続にもヒットを許さず2試合連続のノーヒットノーランを記録。打線も9安打13打点と依然好調をキープ。投打が噛み合ったUSEが貫禄の4連勝でリーグ単独首位に立った。

継投策ズバリ！投手陣の踏ん張りでIKIが2連勝

IKIは初回、先頭の牧野がヒットで出塁。その後2アウトながら3塁まで進むと、5番の鷹取がタイムリーを放ち先制する。2回、3回は両チーム無得点で迎えた4回、JBSは死球で出したランナーを山見が返し同点。試合を振出しに戻す。同点のまま迎えた最終回、JBSは好投の雑賀に変えてルーキーの松本を投入。簡単に2アウトを取ったものの、突如乱れ4者連続四球でまさかの失点。その裏、大野（躍）が2ベースを放ちチャンスを作るもホームに返せずゲームセット。2投手の継投で、IKIが見事2連勝を飾った。

10安打14得点の快勝！JECC勝利でAブロック入りに望みつなげる

JECCは初回、相手の守備の乱れから1安打ながら2点を先制する。SRAは2回、ランナーを貯め逆転のチャンスを作るも、得点は中西のタイムリー1点のみ。一方のJECCは2回以降も順調に得点を重ね、合計10安打14得点。投げては、先発の中村が3回1失点、2番手 桑原が2回無失点、3番手 林が1回無失点と完璧な継投で見事勝利。リーグ同率3位で、Aブロック入りに望みを繋げる形となった。