先端ＩＴ関連優良企業12社が、優勝の栄冠を目指す第29回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会第5日目が、7月27日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。予選リーグ最終試合となったこのゲーム、勝利したのはSOLK、DTS、SCSK、USE、IKI、JBSの各チーム。この結果、SOLK、DTS、USE，IKIのAブロック進出が決定した。その他、Bブロック進出がSCSK、TDI、CRE、JBS、Cブロック進出がESCO、FSAS、JECC、SRAとそれぞれ決定。次週より、各ブロックごとに優勝を目指した決勝リーグがスタートする。

盤石の継投策！SOLKが2位で決勝Aブロック入りを決める

初回、SOLKはノーアウト満塁のチャンスを作ると4番實盛の内野ゴロの間に先制。続く、石井にもホームランが飛び出し3得点、一気に4点を奪う。その後、なかなか得点が奪えなかったものの、6回にクリーンナップが起点となり2点を追加し、試合を決定づける。先発の木寺は4回を投げ、許したヒットはわずかに1本という好投。2番手の横山も1回をパーフェクト、最終回に3番手の山田が1点を奪われるも、最小失点でゲームセット。先週、まさかの逆転負けを喫したSOLKだったが、決勝に向け3投手の登板機会を作り、盤石の体制を敷いた。

予選リーグ4度目の2ケタ得点！DTSがリーグ1位で決勝Aブロック進出

DTSは初回、四球や相手のミスなどが絡みノーヒットながら3点を先制する。しかし2回、DTS先発の古堅が突如制球を乱し、5者連続四球で2点を奪われると急遽エースの安達が登板。無死満塁のピンチだったが、後続を抑え初回のリードをなんとか守りきった。エースの好投に応えるかのように、2回以降DTSの打線が爆発する。2回は石橋のタイムリー3ベースなどで6得点、3回にも青木のホームランで1点、4回にはまたも石橋がホームランを放ち5点を追加、予選リーグ4度目の2ケタ得点を記録し勝利。投打の主役が躍動したDTSが、予選リーグ負けなしの1位通過で決勝Aブロック入りを決めた。

SCSK 林が“2刀流”の活躍！Bブロック1位通過を決める

2回、TDIは5番の永尾がチーム初ヒットとなるホームランを放ち1点を先制する。しかし3回、SCSKは急遽スタメン出場の監督山田に1発が飛び出し、すかさず同点に追いつく。試合が再び動いたのは6回、TDIは4番の中村が3ベースヒットで出塁すると、澤田にタイムリー2ベースが飛び出し1点を勝ち越す。しかしその裏、SCSKは相手のエラーなどで1点を奪い同点に追いつくと、林にホームランが飛び出し逆転に成功する。最終回、SCSKは先発の林に代わって、湯澤がマウンドに上がると、わずか8球で3人を抑えゲームセット。SCSKが僅差のゲームをものにした。この結果、両チーム共にBブロック入りが決定。決勝で再び相まみえる形となった。

予選リーグ失点ゼロ！前回王者USEが貫禄のAブロック1位通過

USEは初回、藤山のタイムリーなどで2点を先制する。3回にも相手のエラーなどが絡み3点を奪うなど、繋ぎのバッティングで順調に得点を重ねていく。予選リーグでは1度の完全試合と、2度のノーヒッターを達成しているUSE先発の小田桐は、この日も3回までヒットを許さず。またしても大記録が期待されたが、4回JECCの須澤にヒットを打たれ記録達成はならず。それでも、6回を投げ被安打2、奪三振9という完璧内容でJECCを完封。“無傷”の投球で、チームをリーグ1位でのAブロック入りに導いた。

池谷が4回をパーフェクト！IKIが初のAブロック入り

勝ったチームがAブロック入りとなる、大事な直接対決。先制したのはIKI。初回、ヒット1本ながら相手のエラーや内野ゴロの間に2点を奪う。チームの2連勝に貢献しているIKI 先発の池谷は、この日も抜群の制球力でCRE打線を寄せ付けず、4回を投げ被安打0、与四死球0のパーフェクトピッチングでチームを牽引する。追加点がほしいIKIは、4回に鷹取のタイムリーなどで2点を追加すると、5回にも鷹取に1発が飛び出し6得点で勝負あり。直接対決を制したIKIが、見事初のAブロック入りを決めた。

中村、角田、塙に1発！JBSが2ケタ得点で予選リーグ白星締め

両チーム無得点で迎えた3回、JBSは8番の岡がヒットで出塁し内野ゴロの間に1点を先制する。リードを奪ったJBSは、先発の峯岸に代わり雑賀がマウンドに上がると、2回を投げ被安打0の好投。気迫の投球で、チームに流れを引き寄せると、4回には中村、5回には角田、塙がホームランを放ち2ケタ得点。最終回は、3番手 山見が打者3人を完璧に抑えゲームセット。投打が噛み合ったJBSが、予選リーグを白星で終え決勝リーグに弾みをつけた。