先端ＩＴ関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第28回IPI軟式野球リーグ大会7日目が、8月18日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。連勝することでブロック優勝が大きく近づく決勝リーグ2試合目。AブロックではSOLKとUSEが勝利し、共に決勝リーグ2連勝を飾った。9月、ZOZOマリンスタジアムで開催される試合では、両チームが激突。勝利した方が優勝となる、文字通りの“決勝戦”に注目が集まる。一方、BブロックはSCSKが最終戦を待たずして優勝を決定、CブロックはTDIが2連勝でブロック優勝に王手をかけた。なお、当日はニコニコ生放送内の番組「出張OBTV」の撮影も行なわれ、元福岡ダイエー（ソフトバンク）ホークスの本間 満氏が訪問。各試合の実況を務めた。

SOLK上原が値千金のサヨナラ打！

DTSは初回、1・2番の連続内野安打でランナーを溜めると、4番福島が犠牲フライを放ち、貴重な先制点を奪う。一方のSOLKは２回、ヒットと四球でランナーを溜め、森住がタイムリーを放ち1点を返し試合を振り出しに戻す。その後は、DTS・安達、SOLK・横山ともに素晴らしいピッチングを続け、スコアボードに0が並ぶ展開となったが、最終回にドラマが待っていた。疲れから制球を乱す安達を攻め立てランナーを溜めると、上原がセンターにタイムリーを放ちサヨナラ。SOLKが緊迫したゲームを制し、全勝を守った。

USE小田桐1安打完封&3打点の大活躍

初回、USEは制球に苦しむJBS雜賀から3つの四球を選びランナーをためると、4番の小田桐がヒットを放ち1点を先制する。先制打の小田桐は、投手としても大活躍。初回を3者連続三振で終えると、2回以降も毎回の奪三振を奪いJBS打線を完全に封じ込める。そんな小田桐の好投に応えるように、USEは打撃陣も合計14得点を奪い、難敵JBSを攻略。14-0で勝利し、次週の天王山に向け勢いをつけた。

SCSK ３回に7安打8打点の猛攻でCREに逆転勝利

試合が大きく動いたのは3回。2点差を追いかけるSCSKは、1番井上からの好打順で7安打の固め打ち。打者一巡の猛攻で、一挙８点を奪い逆転に成功する。その後、CREは細かく点を重ね、最終回にも2点を返したものの、3回の大量失点が響き追いつけず。6-9でSCSKが勝利し、ブロック優勝を決めた。

FSAS・山中、JECC並木の両先発が力投！試合は引き分けに終わる

3回、FSASは2アウトから2番の前田がセンター後方へ特大の本塁打を放ち、1点先制する。FSASの先発山中は、毎回のようにヒットを許すものの要所を抑え5回まで無失点の好投をみせたが6回、源河にタイムリーを浴び同点を許してしまう。最終回の7回を終えても決着がつかず延長戦に突入するも、両先発が力投でみせ両チーム共に得点を奪えず。9回まで続いた試合は、1-1の引き分けで終わった。

SRA・橋本 自責点0の好投でチームを勝利に導く

初回、IKIは相手のエラーで出塁すると4番の市川がタイムリー3ベースを放ち1点を先制。しかしその裏、自らも同じようにエラーからランナーを許すと内野ゴロなどの間に2点を奪われ逆転を許してしまう。2回も守備の乱れからお互いに3点ずつを許すなど点の取り合いが続いたものの、初回の2点が響き4-6でSRAが勝利。SRA先発の橋本は4失点したものの、自責点は0の好投をみせた。

TDI・吉村 3安打4打点の大暴れ！

前の試合でも二桁得点を挙げたTDI打線が、再び爆発した。1回裏、四死球でランナーを溜めると5番の吉村がタイムリー3ベースを放ち2点を先制。続く飯山も、センターへのホームランを放つなど初回だけで一挙4点を奪った。その後も毎回のように得点を重ね、合計14得点。投げては先発の芝田が粘りの投球で完投。4-14で、TDIが決勝リーグ2連勝を果たした。