先端IT関連優良企業12社が優勝の栄冠を目指す第28回IPI軟式野球リーグ大会8日目が、10月27日（土）、神奈川県横浜市の横浜スタジアムで行われた。今季最終戦となったこの日、TDI、ESCO、FSAS、DTS、USE、CREの各チームが勝利を飾った。この日の大一番、勝てば優勝が決まるSOLKとUSEの直接対決では、USEが見事に勝利。昨年王者SOLKから王座を奪還し、USEが見事2年ぶりの優勝に輝いた。また、BブロックではSCSK、CブロックではTDIがそれぞれブロック優勝を果たした。

TDI 3連勝でブロック優勝を果たす

初回、TDIは先頭の澤田がサード強襲の2ベースで出塁すると、3番松本のタイムリーで先制。幸先のいいスタートを切る。2回にも瀧田のタイムリーで2点を追加するなど、試合を優位に進めていく。一方のSRAは、2回に千田の犠牲フライで1点を返すものの、その後は追加点を奪えず。TDIは最終回にもさらに2点を追加。勝負あったかと思われたが、その裏SRAは相手のエラーや四球でランナーをためると、木川田のタイムリーなどで3点を返す。1点差まで詰め寄るも、最後は飛び出したランナーがアウトになりゲームセット。5-4でTDIが勝利した。

ESCO 5本の長打でIKIを下す

初回、ESCOは菊池、小西、小堀が連続でヒットを放つなど初回から打線が大爆発。相手の制球の乱れもあり、初回だけで一挙8得点。その後も、2回に4点、3回に4点を追加し、大量リードを奪う。一方のIKIも初回に押し出しで2点、2回にも内野ゴロの間に1点を返すが、初回の大量失点が大きく響き追いつけず。終わってみれば16-3と大差がついた試合となった。

FSAS山中 １失点の完投勝利

初回、SCSKは2番の筒井が2ベースで出塁すると、大谷がライト線を破る先制。大谷は3塁を狙うも、FSAS渡邉知からの好返球でタッチアウトとなり1点止まりとなる。一方のFSASは栗原と寺口が連続で出塁。ランナーをためると、4番の神田のタイムリーを放ちすかさず同点に追いつく。その後、ランナー満塁とし、渡辺正が走者一掃のタイムリー2ベースでさらに3点を追加し逆転。2回にも5本のヒットが飛び出し、5点を追加する。3回以降は、両投手が好投をみせ両チーム共に無得点。最終回もFSAS先発の山中がピシャリと抑えゲームセット。2-9でFSASが勝利した。

DTS 関、安達の完封リレーで有終の美

DTSは初回、先頭の黒川が内野安打で出塁、青木が四球で出塁すると4番の福島がレフト前に鮮やかなタイムリーを放ち2点を先制。その後、仲宗根のタイムリー2ベースや重盗などでさらに3点を追加し一挙5点を奪う。一方のJBSは自慢の打線が奮わず。先発関、2番手安達の前にわずか3安打しか奪えず、7-0とまさかの完封負けを喫する。昨年は優勝決定戦まで進んだものの、今季は決勝リーグで2連敗と苦しい試合が続いたDTS。来年に弾みをつける見事な完封勝利で、今季最終戦を白星で終えた。

谷本 値千金の決勝打！USEが2年ぶりの優勝

勝ったほうが優勝となる大一番。戦前の予想通り、SOLK横山、USE小田桐のハイレベルな投手戦が初回から繰り広げられた。ゲームが動いたのは3回、杉村が相手のエラーで出塁すると、谷本がレフトヘタームリーヒットを放ち1点を先制する。SOLKは毎回のようにスコアリングポジションにランナーを進めるものの、USE先発の小田桐の前から点を奪えずゲームセット。1-0でUSEが勝利し、見事2年ぶりの優勝に輝いた。

4番大島が決めた！CRE劇的なサヨナラ勝利！

JECC並木、CRE鈴木の両先発が好投をみせ、4回までは両チーム無得点。先制したのはCRE。5回に相手のエラーと2本のヒットで2点を先制すると、6回にも同じような形でさらに2点を追加。ゲーム終盤で4点のリードを奪い、勝負あったかと思われたが、最終回にドラマが待っていた。最終回、4点を追うJECCは黒田のタイムリーなどで一挙5得点。最終回に逆転に成功する。しかし、その裏CREは四球で2人のランナーをため、大島が右中間を破るタイムリーを放ちサヨナラ。4番の一振りで、シーソーゲームに決着をつけた。