先端ＩＴ関連優良企業8社が、優勝の栄冠を目指す第30回ＩＰＩ軟式野球リーグ大会。大会3日目となる6月25日（土）、さいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。勝利したのはJECC、DTS、ESCO、JBSの各チーム。クリーンナップの有本、代に本塁打が飛び出したJECCが今季初勝利。本来の打線の勢いを取り戻したチームが優勝に向け残り試合の台風の目となる。また、前回王者のDTSは無傷の3連勝。全試合で2桁得点をマークするなど圧巻の強さで連覇を目指す。ESCO、JBSも先週に続く連勝となり、上位争いは来週以降より一層激しいものとなりそうだ。一方、敗れたのはTDI、SRA、IKI、SCSKの各チーム。池谷が好投を続けながらも無得点と打線が沈黙したIKI。上位入賞のために、来週以降は打線の援護に期待したい。また3連敗となったSCSKは、失策絡みの失点を防ぎ上位入賞に望みを繋げたい。

有本、代に1発！JECCが嬉しい今季初勝利

初回、TDIは4番中村のタイムリー2塁打で幸先よく1点を先制する。しかしその裏、JECCは3番の有本、4番の代が連続本塁打を放ち3点を返して逆転。2回にも相手投手の制球の乱れに乗じて5四死球を選ぶなど6点を追加し、試合の主導権を握る。TDIは、最終回に5番の福田が2塁打を放つなど1点を返し一矢報いるものの追いつけず。2-10でJECCが今季初勝利を飾った。

連覇に向け視界良好！DTS石橋が猛打賞で強力打線を牽引する

SRA先発の丸岡は初回だけで5四死球を与えるなど、立ち上がりの制球に苦しみ5失点。好調のDTS打線に先制点を与えてしまう。一方、DTS先発の落合は強烈なピッチャー返しをキャッチする好守を見せるなど2回3奪三振と圧巻のピッチングで相手打線を完璧に抑え込む。今季好調の打線も7番の石橋が本塁打を含む3打数3安打を記録するなど、計11安打15得点で勝利。無傷の3連勝で、連覇に向けて順調に白星を重ねていく。

要所を締めるピッチングで無失点！小西の粘投でESCOが勝利

初回、ESCOは先頭の樽見が2盗塁と快足を飛ばし一気にホームインするなど機動力を活かして先制点を挙げる。先発の小西は毎回ランナーを許すものの、要所を締めるピッチングで4回を無失点と好投。エースの好投に応えるかのように、ESCOは3回に4番小堀のタイムリーで1点を追加。さらに4回にも小畑、金子などに安打が飛び出すなど5安打の固め打ちで5点を追加する。追いつきたいIKIは、最終回に3つの四球を選ぶなどチャンスを作るものの2番手の棚橋が好リリーフを見せゲームセット。0-7でESCOが勝利した。

毎回安打で14得点！JBSが2連勝

JBSは初回、鳴海が四球で出塁するとワイルドピッチの間に生還し1点を先制する。しかしその裏、SCSKも先頭の井上が四球で出塁後2盗塁を決めると、2番内田歩が犠牲フライを放ちすぐさま同点に追いつく。ゲームが大きく動いたのは2回。JBSは4四死球を選ぶなど、SCSK先発の櫻井が制球を乱す間に8得点を奪い一気に試合の主導権を握る。その後、3回に2点、4回に3点と合計14得点を奪ったJBSが勝利。初戦で王者DTSに敗れたものの、2連勝と好調をキープしている。